レイズドベッドの施工中、道路からの視線が気になるようになりました。
そこで、既存のメッシュフェンスを活かしながら、ウリン材で目隠しフェンスを設置することにしました。
独立基礎を設ける本格的な外構工事ではなく、あくまで既存フェンスに取り付ける自己流の設計です。
この記事では、ウッドフェンスの構造や板の高さ、ウリン材を固定するときに注意したことを紹介します。
※既存フェンスの強度や基礎の状態によっては、同じ方法で施工できない場合があります。実際に施工する場合は、フェンスの状態を十分に確認してください。
完成したウリン材の目隠しウッドフェンス

今回作ったのは、道路からの視線を完全に遮る高いフェンスではなく、高さ90~100cmほどの小さな目隠しフェンスです。
既存のメッシュフェンスの庭側にウリン材の縦板を並べ、庭の内側が直接見えにくくなるようにしました。
完成したフェンスの概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取り付け場所 | 既存メッシュフェンスの庭側 |
| 縦板の高さ | 約90~100cm |
| 使用した木材 | ウリン材 |
| 固定方法 | U字金具・ステンレス製ねじ |
| フェンス全体の幅 | 190cm |
| 使用した横板 | 2本(2500mm×90mm×20mm) \5,060 |
| 使用した縦板 | 16本(1000mm×100mm×12mm)\7,840 |
既存メッシュフェンスを活かす構造

今回のウッドフェンスでは、既存メッシュフェンスの柱にウリン材の横板を固定し、その横板へ縦板を取り付けました。
構造は次のようになっています。
- メッシュフェンスの柱へ横板を取り付ける
- 横板を上下2本設置する
- 2本の横板へ縦板を固定する
横板がウッドフェンスの骨組みとなり、縦板を支えています。
既存フェンスそのものに縦板を1枚ずつ直接取り付けるのではなく、横板を介して固定することで、板を並べやすくしました。
ただし、木材の重さと風を受けたときの力は、既存フェンスにもかかります。
施工前には、フェンスの柱にぐらつきがないか、基礎が傷んでいないか、金属部分に著しいサビがないかを確認する必要があります。
ウッドフェンスを取り付けた手順
1.縦板の高さと配置を決める
最初に、道路から庭を見たときに、どの程度の高さまで隠したいかを確認しました。
今回は完全に庭を隠すことが目的ではなかったため、縦板の高さを約90~100cmに設定しました。
既存フェンスへ高い板を取り付けると、風を受ける面積が増え、柱や基礎への負担も大きくなります。
そのため今回は、目隠し効果とフェンスへの負担のバランスを考え、この高さに抑えました。
2.メッシュフェンスの柱へ横板を固定する
次に、メッシュフェンスの柱へU字金具を使ってウリン材の横板を取り付けました。
横板は上下に2本設置しています。
この2本の横板が縦板を固定するための土台になります。
取り付ける際は、横板が極端に傾かないよう位置を調整し、縦板を固定しやすい高さに設置しました。
3.縦板を仮置きして間隔を確認する
横板を取り付けた後、縦板を固定する前に全体の配置を確認しました。
縦板を隙間なく並べると、風を強く受けやすくなり、見た目にも圧迫感が出ます。
今回は縦板の間に少し隙間を設け、風が抜けるようにしました。
実際の板と板の間隔は、1cm前後です。
すべての板を固定する前に板を仮置きし、等間隔になるよう横板に印を付けておきます。
4.下穴を開けて縦板を固定する
ウリン材は非常に硬く、そのままねじを打ち込むのは簡単ではありません。
今回は最初に2mmの下穴を開け、続いて3mmのドリルビットで穴を広げました。
その後、直径3.8mmのステンレス製タッピングねじを使用して、縦板を横板へ固定しています。
下穴を開けずに無理にねじ込むと、次のような失敗につながることがあります。
- 木材が割れる
- ねじの頭がつぶれる
- ねじが途中で折れる
- ねじが斜めに入る
手間はかかりますが、ウリン材を施工するときは、段階的に下穴を開けてから固定した方が作業しやすくなります。
5.ぐらつきやねじの緩みを確認する
すべての縦板を固定した後、板を軽く揺らし、ぐらつきがないか確認しました。
あわせて、次の点も確認します。
- 横板を固定した金具が緩んでいないか
- ねじが十分に入っているか
- 木材に割れが発生していないか
- 板の下端が地面や構造物に接触していないか
- 道路側へ木材や金具が飛び出していないか
最後に道路側からも確認し、安全上問題がないことを確かめて施工完了です。
縦板の高さを90~100cmにした理由
今回の縦板は、高さを約90~100cmに抑えました。
既存フェンスへ取り付ける木材が高くなるほど、風を受ける面積も大きくなります。
特に、板同士の隙間が少ないフェンスは風が抜けにくくなるため、既存フェンスの柱や基礎へ予想以上の負担がかかる可能性があります。
今回は道路からの視線を完全に遮る必要はなかったため、必要最低限の高さにしました。
実際に完成してみると、庭の中をすべて隠さなくても、道路からの視線はかなり気になりにくくなりました。
高いフェンスを作るより圧迫感が少なく、庭の明るさも保ちやすいと感じています。
ナチュラルに見せる高さのバランス

縦板は、すべて同じ高さにはしていません。
90~100cmの範囲で少しずつ高さを変え、全体が緩やかな階段状になるように配置しました。
完全にランダムに並べるとまとまりがなく見えるため、隣り合う板が急に高くなったり低くなったりしないように調整しています。
高さをそろえたフェンスよりも、少し変化を付けることで、かしこまりすぎない自然な雰囲気になりました。
レイズドベッドのアンティークレンガとも相性がよく、庭全体になじんでいます。
ウリン材施工で注意したこと
下穴は段階的に開ける
今回の施工で特に注意したのは、ねじを打つ前の下穴です。
ウリン材は硬いため、いきなり太いドリルビットを使用するのではなく、2mm、3mmと段階的に穴を広げました。
作業本数が多いと時間はかかりますが、木材の割れやねじ折れを防ぐためには必要な工程でした。
金具とねじはステンレス製を使用する
木材がまだ使用できても、先にねじや金具がサビてしまうと、固定部分の強度が低下する可能性があります。
今回は、U字金具やタッピングねじを含め、屋外で使用する金属部品はステンレス製でそろえました。
万が一を想定した取り付け位置
板はすべて庭側に取り付けました。
仮にウッドフェンスが破損した場合でも、道路側へ落下しないよう配慮しています。
小さなことですが、安全性を考えた設計です。
施工にあたっての注意
既存フェンスの強度や設置状況によっては、同様の施工が適さない場合もあります。
施工を検討される場合は、安全性を十分に確認したうえでご判断ください。
ウッドフェンスを設置して感じたこと
レイズドベッドに加えてウッドフェンスを設置したことで、庭にほどよく囲まれたプライベートな空間ができました。
外からの視線が少しやわらぎ、庭で過ごす時間も落ち着いて楽しめるようになった気がします。
構造を整えることで、ただ植物を植える場所だった庭が、少しずつ過ごせる場所に変わってきました。
まとめ
今回は、既存のメッシュフェンスを活用し、ウリン材で小さな目隠しウッドフェンスを作りました。
施工のポイントは、次のとおりです。
- メッシュフェンスの柱へ横板を固定した
- 2本の横板へ縦板を取り付けた
- 縦板の高さを約90~100cmに抑えた
- 板の間に隙間を設けて風が抜けるようにした
- 2mm、3mmの順に下穴を開けた
- 金具とねじにはステンレス製を使用した
- 万が一を考えて庭側へ取り付けた
既存フェンスへ木材を取り付ける方法は、比較的簡単に目隠しを追加できる一方、フェンスの強度や風の影響には十分な注意が必要です。
自宅のフェンスの状態を確認しながら、無理のない高さと構造にすることが大切だと感じました。
アンティークレンガを使ったレイズドベッドの施工については、以下の記事で詳しく紹介しています。




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