寒波のあと、グレビレアの葉が一気に茶色くなり「もう枯れたのでは?」と不安になった方も多いのではないでしょうか。
特に氷点下の環境では、見た目が完全に枯れたようになり「もうダメかもしれない」と感じるケースも少なくありません。
結論から言うと、グレビレアは葉が茶色くなっても、幹が生きていれば復活します。
この記事では、寒波で葉が大きく傷んだグレビレアが、春に新芽を確認できたため剪定し、その後さらに葉が茂って花まで咲いた実例をもとに、
・寒波によるダメージの状態
・枯れたように見える株の見極め方
・剪定による回復のプロセス
を、具体的な日付とともに解説します。
寒波でグレビレアが枯れたかもしれないと悩んでいる方の参考になれば幸いです。
結論
グレビレアは寒波で葉が茶色くなっても、株が生きていれば回復します。
今回のケースでは、葉はほぼ全て寒波のダメージを受けていましたが、春になって新芽が少し動き始めていました。
そこで株は生きていると判断し、傷んだ枝葉を剪定。
約1ヶ月後には葉がしっかり茂り、花も咲くまでに回復しました。
判断のポイントは次の2つです。
・枝や幹に緑が残っているか
・春に新芽が動き出すか
この2点を満たしていれば、剪定によって復活する可能性が高いです。
寒波で葉が茶色くなる原因
グレビレアは オーストラリア 原産の植物で、寒さに強い品種もありますが、日本の冬ではダメージを受けることがあります。
特に以下の条件で被害が出やすくなります。
■低温による葉の細胞ダメージ
氷点下になると葉の細胞が壊れ、茶色く変色します。
■乾燥した寒風
冬の冷たい風によって葉が乾燥し、枯れ込みが進みます。
■霜や積雪
葉の表面が凍結し、組織が壊れることで回復しなくなります。
実際の寒波被害状況(2026年2月9日)
2026年2月9日、最低気温-9℃と積雪の影響で以下の状態になりました。

- 葉が茶色に変色
- 葉がパリパリに乾燥
- 見た目は半分以上状態
この段階では、葉が元に戻ることはありません。
当時の状況は以下記事で詳しくまとめています。
2ヶ月後の状態(2026年4月5日)
寒波から約2ヶ月後の観察です。

状態の変化
- 茶色い葉はそのまま残っている
- 一部の枝先に新芽が出始めている
ここで重要なのは、新芽の有無です。
葉が枯れていても新芽が出ていれば、根と枝が生きているという事になります。
剪定と枯れ葉除去の判断基準
このタイミングで枯れ葉の除去と剪定を行いました。剪定すべき判断基準は以下です。
・葉が完全に枯れている
・枝先が弱っている
・新芽が動き始めている
剪定は次のような目的があります。
・不要な葉を取り除く
・樹のエネルギーを新芽に集中させる
・風通しを改善する
実施した作業内容
実際に行った作業はシンプルです。
- 枯れた葉をすべて取り除く(1枚の葉で見た時、半分以上茶色い葉は取り除きました)
- ダメージのある枝先、および樹形を整えるために伸びた枝は短めにカット
強剪定になてしまい少し焦りましたが、春のタイミングであれば問題ないレベルだと思います。

寒波でダメージを受けた葉と枝を剪定で取り除いたもの。茶色く変色した葉は回復しないため、この段階で除去しています。

新芽が動き始めているタイミングで剪定することで、不要な枝に使われるエネルギーを新しい成長に集中させることができます。
■ 剪定ばさみ
岡恒の剪定ばさみは切れ味が良く、太めの枝もスパッと切りやすいです。
私が使用しているのはこちらの商品です。
剪定後1週間の変化(2026年4月12日)
剪定からわずか1週間後の様子です。
複数の位置から同時に新芽が確認できました。

- 枝の下部(根元側)
- 枝の途中
- 枝の上部(切り口付近)
短期間でこれほど多くの新芽が出てくるとは思っていませんでした。
寒波で葉が大きくダメージを受けたときは、「グレビレアはやはり寒さに弱いのでは」と感じていましたが、この芽吹きを見て印象が大きく変わりました。
実際に、枝の下部・途中・上部とあらゆる位置から新芽が出てきており、その様子からはこの植物の力強さをはっきりと感じました。
回復してきたので、このとき活力剤のメネデールを使用しました。
剪定から約6週間後の状態|2026年5月23日に花まで復活
剪定から1ヵ月ちょっと経った、2026年5月23日のグレビレア ピーチアンドクリームの様子です。

剪定直後はかなりコンパクトな姿になりましたが、その後も新芽は順調に伸び、株全体に明るい緑の葉が戻ってきました。
更にうれしかったのは、花まで咲いてくれたことです。

寒波後は葉が茶色くなり、今年は良くて復活させるところまでかな?と思ってましたが、ここまで回復するとは思いませんでした。
今回の経過を見る限り、グレビレア ピーチアンドクリームは、見た目が傷んでも枝が生きていれば回復する力がとても強い植物だと感じました。
グレビレア(ピーチアンドクリーム)が枯れたかどうかの見分け方
グレビレア ピーチアンドクリーム は寒波の影響で葉が大きく傷むことがありますが、見た目だけで枯れたと判断するのは早い場合があります。
今回の経験から、判断の目安は次の通りです。
枯れていない可能性が高い状態
- 枝を軽く曲げるとしなる
- 幹や枝の内部に緑が残っている
- 春になって新芽が動き出している
このような状態であれば、株は生きている可能性が高く、回復が期待できます。
枯れている可能性が高い状態
- 枝が完全にカラカラに乾燥している
- 折ると中まで茶色くなっている
- 春になっても全く変化がない
この場合は、残念ながら枯れている可能性が高くなります。
今回のケース
今回の株は、
- 葉は完全に茶色く変色
- 見た目はほぼ枯れた状態
でしたが、
- 枝はしなやかさを残していた
- 春に新芽が確認できた
ため、剪定による回復を選択しました。
グレビレアを寒波後に枯らさないためのポイント
やるべきこと
・春まで剪定を待つ
・新芽の動きを確認する
・枯れ葉を除去する
避けるべきこと
・冬の剪定
・水のやりすぎ
・弱っている株への過度な肥料
今後の管理方法
回復期の管理が重要です。
春から初夏
・新芽を優先して伸ばす
・剪定は最小限にする
夏以降
・樹形を整える剪定
・水切れに注意
グレビレアの特徴|育てて感じたこと
今回の経験から、私なりに感じた特徴があります。
半落葉樹のような動きをする
日本の環境では、
- 冬に葉がダメージを受ける
- 春に新芽が一斉に出る
という動きになりやすく、結果として半落葉樹のように見えます。
今回、自分の株でも寒波後に葉が大きくダメージを受け、その後の春に一斉に新芽が動き出す様子を確認しました。
さらに、他にグレビレアを育てている方の話を聞いても、
- 冬に葉が傷んだり落ちる
- 春になると回復する
といった同様の動きをするケースがあるようです。
これらの経験を踏まえると、グレビレアは常緑樹ではあるものの、日本の環境では半落葉樹のように振る舞う植物だと感じました。
今回使用した資材まとめ
■ 剪定ばさみ
今回の強剪定で使用した愛用品です。
■メネデール
新芽確認後の回復サポートとして使用しました。
グレビレアは寒波で枯れる?復活の見分け方まとめ
今回のポイントを整理します。
- -9℃の寒波で葉は完全にダメージを受けた
- 2ヶ月後も葉は回復しなかった
- 新芽が出たタイミングで剪定
- 1週間で複数箇所から芽吹き
- その後1か月で葉が生い茂り、花が咲いた
グレビレア ピーチアンドクリームは、見た目以上に回復力のある植物です。
寒波後に葉が茶色くなっても、それだけで枯れたと判断するのは早い場合があります。枝や幹が生きているか、新芽が動き出しているかを確認することが大切です。
今回育てている株は、寒波で大きなダメージを受け、強剪定によって一度はかなりコンパクトな姿になりました。
それでも、春になって新芽が動き出し、剪定後は株全体に明るい緑の葉が戻ってきました。さらに5月23日には花も咲き、しっかり回復している様子を確認できました。
もちろん、すべてのグレビレアが同じように回復するとは限りません。株の状態、寒波の強さ、置き場所、剪定のタイミングによって結果は変わると思います。
それでも今回の経験から、葉が茶色くなったグレビレアでも、枝や幹が生きていれば回復する可能性は十分あると感じました。
同じように寒波で傷んだグレビレアを育てている方は、すぐに諦めず、春の新芽の動きを見ながら判断するとよいと思います。
今後もこの株の様子は観察を続け、さらに変化があれば追記していきます。
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