この記事では、我が家で実際に育てているオージープランツの冬越し結果をまとめました。
ただし、園芸店のカタログのような網羅的なランキングではありません。我が家の南向き花壇・鉢植え環境で育てた実体験ベースの記録です。
我が家で冬越しを確認できたオージープランツは、現在10品種です。
その10品種について、最低気温-9℃、積雪20cmという冬を経験したあと、どの品種にダメージが少なかったのかを、実体験ベースで整理しています。
まだ限られた品種数での検証ですが、実際に寒波や雪を経験した記録として、これから寒冷地でオージープランツを育てる方の参考になればと思います。
我が家の冬越し環境
今回の冬越し環境は、以下のような条件でした。
・関東寒冷地
・冬の朝は-3℃前後の日が多い
・最低気温-9℃を記録
・積雪は約20cm
・鉢植え管理が中心
・一部は屋外管理
・一部は軒下や壁沿いで管理
我が家の地域は、関東の中でも冬の冷え込みがある場所です。
都市部よりも朝の気温が低く、寒波のタイミングでは-9℃まで下がりました。
また、雪も20cmほど積もったため、単純な低温だけでなく、霜・雪・冬の乾いた風も影響する環境でした。
その中で、どの品種が大きなダメージを受けずに冬越しできたのかをまとめています。
この記事で比較したオージープランツ10品種
今回の記録で対象にしたのは、以下の10品種です。
・ユーカリ ポポラス
・リューカデンドロン クラウンジュビリー
・ソルトブッシュ
・アカシア ブルーブッシュ
・バンクシア コースト
・グレビレア ジェリーベイビー
・ウエストリンギア スモーキー
・リューカデンドロン サファリサンセット
・グレビレア ピーチアンドクリーム
・キングプロテア リトルプリンス
このうち、ユーカリ ポポラス、リューカデンドロン クラウンジュビリー、ウエストリンギア スモーキーは、屋外で管理しました。
不織布などの防寒はしていません。
ユーカリ ポポラスとリューカデンドロン クラウンジュビリーは、ほぼ無傷に近い状態で冬越しできました。
ウエストリンギア スモーキーは少し株が弱った印象はありましたが、枯れ込むことなく冬を越しています。
関東寒冷地で育てたオージープランツ耐寒性ランキング
今回の冬越し結果を、我が家でのダメージの少なさを基準にランキング形式でまとめると、以下のようになりました。
耐寒性ランキング
| 植物 | 管理 | 結果 |
| 1.ユーカリ ポポラス | 鉢/屋外 | 無傷 |
| 2.リューカデンドロン クラウンジュビリー | 鉢/屋外 | 無傷 |
| 3.ソルトブッシュ | 鉢/屋外 | 無傷 |
| 4.アカシア ブルーブッシュ | 鉢/半軒下 | 大きな傷みなし |
| 5.バンクシア コースト | 鉢/半軒下 | 大きな傷みなし |
| 6.グレビレア ジェリーベイビー | 鉢/半軒下 | 大きな傷みなし |
| 7.ウエストリンギア スモーキー | 鉢/屋外 | 下の方の葉が少し落ちた |
| 8.リューカデンドロン サファリサンセット | 鉢/半軒下 | 葉色の変化あり |
| 9.グレビレア ピーチアンドクリーム | 鉢/半軒下 | 寒波で一部葉が枯れた |
| 10.キングプロテア リトルプリンス | 鉢/半軒下 | 寒波でダメージあり |
※「半軒下」は、軒の出が約30cmしかない浅い軒下で、完全な雨よけ・雪よけではありません。
この順位は、我が家の一冬の結果をもとにした体感です。
同じ品種でも、地植えか鉢植えか、風の当たり方、土の乾き方、苗の状態によって結果は変わります。
そのため、絶対的な耐寒性ランキングではなく、関東寒冷地の一つの実例として見ていただければと思います。
寒冷地で特に育てやすいと感じたオージープランツ4選
今回の10品種の中で、特に寒さへの安心感があったのは、以下の4品種です。
いずれも大きな傷みが出ず、関東寒冷地の冬でも比較的安定して冬越しできました。
1位:ユーカリ ポポラス
今回の冬越しで、もっとも安心感があった品種です。
鉢植え・屋外管理・防寒なしでも、目立つ葉傷みや枝枯れは見られませんでした。
寒さにはかなり強い印象ですが、成長が早いため、地植えにする場合は剪定管理を前提に考えた方がよさそうです。
2位:リューカデンドロン クラウンジュビリー
ユーカリ ポポラスと同じく、屋外管理・防寒なしで冬越しできました。
葉の傷みもほとんどなく、リューカデンドロンの中ではかなり寒さに強い印象です。
3位:ソルトブッシュ
ソルトブッシュも、屋外管理・防寒なしでダメージなく冬越しできました。
シルバーリーフの美しさも保たれており、寒さへの安心感は高いと感じます。
庭の雰囲気づくりにも使いやすく、寒冷地でも試しやすいオージープランツだと思います。
4位:アカシア ブルーブッシュ
アカシア ブルーブッシュも、大きな傷みなく冬を越しました。
シルバーがかった葉色がきれいで、オージープランツらしい雰囲気を出しやすい品種です。
ただし、アカシアは成長が早いため、植える場所や剪定のしやすさは事前に考えておくと安心です。
実際のダメージ状況

ここからは、各品種の冬越し結果をもう少し詳しくまとめます。
1.ユーカリ ポポラス

今回の植物の中でも
今回の10品種の中で、もっとも安心感があったのがユーカリ ポポラスです。
管理条件は以下の通りです。
・鉢植え管理
・屋外管理
・防寒なし
・不織布なし
・雪も霜も当たる場所
この条件でも、目立つダメージは見られませんでした。
葉の変色や枝の枯れ込みもほとんどなく、冬越し後も状態は安定していました。
寒さに対する強さという点では、今回の中で一番印象に残った品種です。
2.リューカデンドロン クラウンジュビリー

管理条件はユーカリ ポポラスと同じで、屋外管理、不織布なし。
それでも大きな傷みは出ませんでした。
葉の色や株の姿も大きく崩れず、かなり良い状態で春を迎えています。
リューカデンドロンというと、品種によって寒さへの強さに差がある印象があります。
その中でも、クラウンジュビリーは我が家の環境ではかなり強い印象でした。
今後も継続して観察したい品種です。
3.ソルトブッシュ

ソルトブッシュも、今回の冬でかなり強さを感じた品種です。
管理場所は、ウエストリンギア スモーキーと同じ屋外です。
鉢植え管理で、不織布などの防寒対策はしていません。
それでも、目立つ葉傷みや枯れ込みは見られず、ダメージなしで冬越しできました。
シルバーリーフの雰囲気もきれいに残っており、寒さに対する安心感はかなり高い印象です。
今回の結果だけで見ると、ユーカリ ポポラスやリューカデンドロン クラウンジュビリーと同じく、寒冷地でもかなり育てやすいオージープランツの一つだと感じました。
ただし、まだ我が家での観察期間は限られています。
今後、夏越しや長期管理でどのように育つかも、引き続き観察していきたいと思います。
4.アカシア ブルーブッシュ

アカシア ブルーブッシュも、今回の冬で大きなダメージは見られませんでした。
シルバーがかった葉色もきれいに残り、冬越し後も状態は安定しています。
寒さに比較的強く、見た目の存在感もあるため、オージープランツらしい庭づくりをしたい方には扱いやすい品種だと感じます。
5.バンクシア コースト

バンクシア コーストも、今回の冬で大きなダメージは見られませんでした。
管理場所は半軒下です。
完全な雨除けではありませんが、霜や雪、冷たい風の影響をある程度避けられる場所で管理しました。
最低気温-9℃、積雪20cmという条件でも、葉の傷みはほとんどありませんでした。
そのため、我が家の環境では比較的耐寒性の高い品種だと感じています。
ただし、バンクシアは寒さそのものよりも、冬の過湿に注意した方がよい印象です。
気温が低い時期に土が長く湿っていると、根に負担がかかりやすくなります。
冬は水やりを控えめにし、土が乾いてから暖かい日の午前中に与える程度が安心です。
6.グレビレア ジェリーベイビー

グレビレア ジェリーベイビーは、一般的にはそこまで耐寒性が強い品種として扱われないこともあります。
ただ、我が家では半軒下管理で、今回の-9℃の寒波でも大きなダメージは出ませんでした。
花付きもよく、コンパクトに育てやすい印象があります。
庭の中で色を添えてくれる存在としては、とても魅力的な品種です。
ただし、完全な屋外管理や地植えで同じ結果になるかは、まだ判断できません。
寒冷地で育てる場合は、最初は鉢植えで管理し、冬だけ軒下に移動できるようにしておくと安心です。
7.ウエストリンギア スモーキー

ウエストリンギア スモーキーは、ユーカリ ポポラスと同じく屋外管理で冬越ししました。
不織布などの防寒はしていません。
結果としては、枯れることなく冬を越しました。
ただ、全体的に少し株が弱ったような印象があり、下の方葉が落ちました。
無傷に近かったユーカリ ポポラスやクラウンジュビリーと比べると、寒さや冬の乾いた風の影響を少し受けたのかもしれません。
とはいえ、屋外管理で冬越しできたこと自体は、参考になる結果でした。
今後、春以降にどれくらい回復するかも観察していきたいと思います。
8.リューカデンドロン サファリサンセット

リューカデンドロン サファリサンセットも、冬越し自体はできました。
葉の色に多少の変化は見られましたが、枯れ込むような大きなダメージはありませんでした。
ただ、クラウンジュビリーと比べると、寒さへの安心感はやや控えめな印象です。
今回の結果だけで判断すると、リューカデンドロンの中でも品種差はありそうです。
サファリサンセットは魅力的な品種ですが、寒冷地では鉢植えで様子を見ながら育てる方が安心だと感じました。
→リューカデンドロン サファリサンセットの冬越し結果はこちら
9.グレビレア ピーチアンドクリーム

グレビレア ピーチアンドクリームは、今回の寒波でダメージが出ました。
完全に枯れたわけではありませんが、葉に傷みが見られ、寒さにはやや弱い印象です。
関東でも暖かい地域なら育てやすいかもしれません。
ただ、我が家のような寒冷地では、冬の管理に注意が必要だと感じました。
特に、雪や霜が直接当たる環境ではダメージが大きくなりやすいと思います。
鉢植えで管理し、冬だけ軒下や風の弱い場所に移動できるようにしておくと安心です。
ただし春になって茶色の葉色は戻りませんでしたが、新芽が沢山出てきて完全復活しています。
株そのものは耐寒性がある印象です。
→実際にピーチアンドクリームが-9℃寒波でダメージを受けた様子はこちら
10.キングプロテア リトルプリンス

キングプロテア リトルプリンスも、寒さには注意が必要だと感じました。
花の存在感が大きく、とても魅力的な品種です。
ただ、今回のような寒冷地の冬では、葉や株にダメージが出やすい印象でした。
耐寒性があると言われることもありますが、少なくとも我が家の環境では、防寒なしで安心して屋外管理できるタイプではないと感じました。
寒冷地で育てるなら、鉢植えで管理し、寒波や積雪のタイミングでは霜・雪・風を避けられる場所に移動した方が安心です。
オージープランツが冬に弱る原因
オージープランツは乾燥には比較的強い一方で、日本の冬特有の環境には弱い傾向があると感じています。
特に注意したいのは、次の3つです。
・低温時の過湿
・霜や雪による葉傷み
・冬の乾いた風
低温時の過湿
冬は気温が低く、土が乾きにくくなります。
その状態で水やりが多いと、根に負担がかかりやすくなります。
オージープランツは水切れを嫌うものもありますが、冬は生育がゆっくりになるため、水やりの頻度は控えめでよいと感じています。
土がしっかり乾いてから、暖かい日の午前中に軽く与える程度にしています。
霜や雪による葉傷み
今回の冬で特に差が出たのは、雪や霜が直接当たるかどうかです。
同じ寒さでも、雪が積もる場所と、軒下で少し避けられる場所では、株への負担が違うように感じました。
特にグレビレアやプロテア系は、寒さそのものよりも、霜や雪の直接的なダメージに注意した方がよいと思います。
冬の乾いた風
冬の冷たい風も、オージープランツには負担になります。
葉から水分が奪われやすく、鉢植えの場合は根から吸える水分も限られます。
そのため、風当たりの強い場所よりも、壁沿いや軒下など、少しでも風を避けられる場所の方が安心です。
我が家でも、半軒下や壁沿いで管理した株は、ダメージが少ない傾向がありました。
関東寒冷地でオージープランツを冬越しさせるコツ
今回の経験から、寒冷地でオージープランツを育てるなら、以下のポイントが大切だと感じました。
いきなり地植えにしない
寒さに不安がある品種は、最初から地植えにしない方が安心です。
鉢植えであれば、寒波や雪の予報があるときに移動できます。
特に初めて育てる品種は、まず1年鉢植えで様子を見ると、その品種の癖がわかりやすいです。
我が家でも、鉢植えで冬の状態を見てから地植えを検討するようにしています。
雨や雪を避ける
完全な屋内管理まではしなくても、軒下に置くだけでダメージを減らせることがあります。
我が家の軒下は30cmほどしかなく、完全に雨や雪を防げる場所ではありません。
それでも、直接雪が積もる場所よりは、株への負担を減らせていると感じます。
特に寒さに不安がある品種は、冬だけでも雨・雪・霜が当たりにくい場所に移動すると安心です。

風を避ける
冬の冷たい風は、葉や枝を傷める原因になります。
特に寒波の時期は、風を避けられる場所に置くだけでも安心感があります。
鉢植えなら、壁沿いやフェンス沿いなど、風が直接当たりにくい場所に移動するのがおすすめです。
水やりは控えめにする
冬の水やりは、かなり控えめにしています。
土が乾いていない状態で水を与えると、低温時に根を傷めやすくなるためです。
乾かしすぎもよくありませんが、冬は「しっかり乾いてから、暖かい日の午前中に少量」が基本です。
特にバンクシアやリューカデンドロンは、冬の過湿に注意した方がよいと感じています。
不織布は保険として使う
今回、ユーカリ ポポラスやリューカデンドロン クラウンジュビリーは、不織布なしでも問題なく冬越しできました。
ただ、寒さに弱い品種や、まだ小さい苗には、不織布を使うと安心です。
特に雪や霜が直接当たりそうな日は、簡単に覆うだけでもダメージを減らせると思います。
私が実際に使用している不織布はこちら
寒波のときや、雪が直接当たりそうな鉢には、不織布を使うことがあります。
完全な防寒対策というより、霜や雪を直接受けにくくするための補助として使っています。
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まとめ
今回の記事では、我が家で育てている10品種のオージープランツについて、冬越し結果をランキング形式でまとめました。
まだ少ない品種数での検証ですが、関東寒冷地でも、品種を選べばオージープランツは十分に冬越しできると感じています。
特に、ユーカリ ポポラス、リューカデンドロン クラウンジュビリー、アカシア ブルーブッシュは、今回の冬でもかなり安定していました。
一方で、グレビレア ピーチアンドクリームやキングプロテア リトルプリンスは、寒波や雪の影響を受けやすい印象でした。
オージープランツは、品種によって寒さへの強さが大きく違います。
これから寒冷地で育てる場合は、まずは鉢植えで管理し、冬の様子を見ながら少しずつ地植えに移行するのが安心です。
我が家でも、今後さらに品種を増やしながら、関東寒冷地で育てやすいオージープランツの記録を続けていきたいと思います。



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