レイズドベッドの作り方|初心者でもできるレンガDIY【費用・手順を完全解説】

アンティークレンガで作ったレイズドベッドDIYの花壇 庭づくりDIY

レイズドベッドをDIYで作りたいけど、

・どのくらいの費用がかかる?
・初心者でも作れる?
・レンガはどう積めばいい?

こんな疑問を持っていませんか?

この記事では、実際に幅4mのレイズドベッドをアンティークレンガでDIYした経験をもとに、
作り方・費用・失敗しないポイントまで詳しく解説します。

この記事でわかること

・レイズドベッドDIYの具体的な作り方(初心者でもできる手順)
・実際にかかった費用と材料一覧
・失敗しないための重要ポイント

結論:レイズドベッドDIYで失敗しないポイント

レイズドベッドDIYで最も重要なのは「水平・排水・仮置き」の3つです。
この3つを意識するだけで、初心者でも失敗せずにきれいな花壇を作ることができます。

■ 水平出しが最も重要
土台が傾いていると、レンガを積んだときに全体が歪みます。
最初にしっかり水平を取ることで、仕上がりの美しさと安定性が大きく変わります。

■ 排水設計を意識する
水はけが悪いと、植物が根腐れしやすくなります。
砕石や土の構成を工夫して、排水性の良い構造にすることが大切です。

■ 仮置きで全体のバランスを確認する
いきなり積み上げるのではなく、一度レンガを並べて全体の形を確認します。
特に曲線デザインの場合は、この工程で仕上がりが大きく変わります。

レイズドベッドの作り方|レンガDIYを初心者向けに解説

レイズドベッドをDIYで作りたい方に向けて、レンガを使った花壇の作り方を初心者向けに解説します。

実際に幅4mのレイズドベッドをDIYした経験をもとに、費用・作業時間・失敗しないポイントまで詳しく紹介します。

オージープランツを植える花壇として計画しており、排水性を意識した構造にしています。

既製品を置くだけではなく、自分の手で形にしていく庭づくりはとても楽しい作業です。
レンガを少しずつ積み上げながら、理想の花壇を作っていきました。

それでは、初心者でも実践できるレイズドベッドDIYの具体的な手順を、写真付きで解説していきます。

このレイズドベッドは、設計から植栽・管理まで一連の流れで作っています。

■レイズドベッド植栽シリーズ

① レイズドベッドDIY(この記事)
レイズドベッドの土づくり
オージープランツ植栽
④植栽後の仕上げと景観づくり
⑤成長記録
⑥冬越し結果

なぜアンティークレンガを選んだのか

実際に選んだ大型アンティークレンガがこちらです。

黒錆色の大型アンティークレンガ(レイズドベッドDIYで使用するレンガ)
今回レイズドベッド作りに使用する黒錆色の大型アンティークレンガ。重厚感のある風合いが庭の雰囲気を一気に引き締めてくれます。

レイズドベッドをDIYする場合、レンガ・ブロック・木材など様々な方法があります。
庭の印象は、植物だけで決まるものではありません。

背景となる素材や色味が、全体の雰囲気を大きく左右します。

ブロックや既製品の縁石も検討しましたが、どこか無機質に感じました。

オージープランツのやわらかな枝ぶりやシルバーリーフと合わせるなら、少しラフで温かみのある素材がいい。

その答えが、アンティークレンガでした。

赤みのある色合いと不揃いな質感が、庭に自然な奥行きを与えてくれます。

今回のレイズドベッドDIYの施工条件は以下の通りです。

今回の施工条件

今回のレイズドベッドは、オージープランツを地植えで育てるための花壇として設計しました。

・レイズドベッドサイズ:長さ 約4m
・高さ:約40cm(レンガ3段)
・使用レンガ数:約65個
・施工時間:約16時間(週末作業)

レイズドベッドの作り方【手順を写真付きで解説】

施工は以下の流れで進めました。

① 設置場所を約20cm掘削

レンガを設置するラインに沿って約20cm掘削。
表層の土を取り除き、地盤を安定させるための下準備を行いました。

② 地盤を整え、転圧

掘削後、砕石を敷き転圧した状態がこちらです。

アンティークレンガのレイズドベッドDIY、砕石を敷き転圧した基礎部分
掘削後、砕石を敷いて転圧。アンティークレンガを積むための基礎を作っていきます。

砕石を敷き、丁寧に転圧。
基礎が不安定だと、上部の仕上がりにも影響します。
見えなくなる部分こそ、時間をかけました。

水平は、透明ホース内の水面が同じ高さになる物理原理を利用して、
正確な水平(基準高さ)を出す「水盛り」で出しました。
水盛りを使えば長い距離でも正確に高さを揃えることができます。

実際のやり方はこちらで詳しく解説しています👇

③ レンガを仮置きして全体バランスを確認

アンティークレンガを仮置きしてレイズドベッドの配置バランスを確認
アンティークレンガを仮置きして全体のバランスを確認。高さやラインを見ながら微調整していきます。

水糸を基準にアンティークレンガを仮置き。
曲線のラインや高さのバランスを確認しながら、全体の印象を整えていきました。

また、レンガのラインを曲線にすることで庭全体に自然な印象が生まれます。

直線の構造は土の圧力を一方向に受けやすく、外側へ倒れる力が働きやすくなりますが、
曲線にすることで力が分散され、レイズドベッドが安定しやすくなります。

ひとつひとつ形の異なるレンガを並べ替えながら、自然な流れになる配置を探しました。

④ 水平を取りながら一段ずつ積み上げ

アンティークレンガを水平を確認しながら一段ずつ積み上げている様子

一段目の精度を慎重に整え、
水糸と水平を確認しながら少しずつ積み上げていきました。

この工程では実際に水平器を使いながら、レンガが傾かないように調整していきます。
ズレたまま進めると仕上がりに影響するので、この工程はかなり重要です。

最初の1段で水平がズレると、仕上がり全体が歪みます。
自分も途中でズレてやり直すことになりました。

この水平器はシンプルで扱いやすく、DIYでもしっかり精度を出せました。
同じものを使えば失敗しにくいのでおすすめです。
これから作るなら最初に用意しておくと無駄なやり直しを防げます。

■水平器(30cm)

水平を調整する際は、ゴムハンマーでレンガを軽く叩きながら高さ・傾きを微調整しました。
強く叩いても割れにくいので、レンガ施工にはかなり便利です。
DIYでも扱いやすいので、1本あると作業がかなり楽になります。

■ゴムハンマー

目地のモルタルは整いすぎないよう、あえてラフに仕上げました。

⑤ ベンチ取り付け、土入れ前の状態へ

構造が完成した段階で、ベンチも兼ねるため上部にウリン材の板を取り付けました。

無機質になりがちなレンガ構造に、
木の温かみが加わり、空間の印象が一気に柔らかくなります。

ここまでが、土入れ前の状態です。

アンティークレンガのレイズドベッドにウリン材ベンチを取り付けた完成状態
ウリン材のベンチを取り付け、土入れ前の状態

構造が完成し土を入れ、植物を迎える準備が整います。

ライトアップを検討している場合の注意点

レイズドベッドで植栽のライトアップを考えている場合は、施工時に基礎の下へPF管を通しておくことをおすすめします。

後から配線しようとすると、完成後に穴を掘る必要があり、かなり大変です。

実際に私は施工後に気付き、配線のために掘り直すことになりました。

これから施工する方は、あらかじめ電源ルートを確保しておくと安心です。

レイズドベッドに植栽したオージープランツをライトアップしている夜の様子
施工後にライトアップした様子。事前に配線ルートを確保しておくとスムーズです

失敗しやすいポイント

・水平を取らずに進めてしまう
・地盤をしっかり固めない
・曲線で積む場合に仮置きをせず、そのまま積み始めてしまう

ベンチを兼ねる設計にした理由

レイズドベッドの設計段階から、上部をベンチとして使うことを決めていました。

庭は眺めるだけでなく、過ごす場所にしたい。
休日にここでお酒を飲みながら、植物の成長を眺める。

そんな時間を想像していました。

素材はウリン材。
耐久性が高く、時間とともにシルバーへと変化していきます。

アンティークレンガと同じく、「時間を重ねる素材」です。

左側にはウリン材で小さな目隠しフェンスを追加しました。
ウリン材フェンスの施工手順や注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。

レンガにウリンベンチを固定した方法

レイズドベッドの天端にウリン材をベンチとして取り付けました。

レンガ上にウリン材を固定する方法は、ネット上でも情報が少なく、今回は自分で考えて施工しています。

使用したのは、長さ250cm・幅12cm・厚さ3cmのウリン材を2枚。
2枚の板は約5mmの隙間をあけ、I字型のステンレス金具5本で連結し、1枚の天板として一体化させました。

さらに、天板裏の左右にはL字型ステンレス金具をそれぞれ2か所取り付けています。

ウリンベンチをL字金具とコンクリート用ビスでアンティークレンガ内側から固定した構造

写真のように、

レンガ → ゴムパッド(1cm) → L字金具 → ウリン天板

という順で接地させています。

レンガに直接固定するのではなく、
クッションと高さ調整を兼ねて、3cm四方・厚さ1cmのゴムパッドを合計10個、均等に配置しました。

これによりレンガとの間に空間が生まれ、水が滞留しにくい構造としています。
木材の耐久性を高めるための設計です。

高さが合わない部分については、
ゴムパッドに厚さ2mmのゴムを追加接着し、微調整を行いました。

最終的に、L字金具をレイズドベッド内側からモルタル用タッピングビスで固定しています。

ウリン材は非常に硬質なため、
下穴をあけてからビス止めを行いました。

現在のところ十分な安定感を保っています。

土づくりと排水設計

構造が整った後は、植栽のための土づくりです。

実際の土づくりと排水設計については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

大型アンティークレンガはどこで購入したのか?

今回使用したアンティークレンガは、ホームセンター(ジョイフル本田)のガーデン資材コーナーで購入しました。

大型のアンティークレンガはネットではほとんど流通しておらず、実際に店舗で選ぶ必要があります。

購入場所や選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

アンティークレンガの購入方法はこちら

レイズドベッドDIYで使用した道具・資材まとめ

今回のレイズドベッドDIYで使用した主な道具と資材をまとめます。
特に記載のない物は、近隣のホームセンターで購入しました。

主な資材

  • 大型アンティークレンガ65個(ジョイフル本田 瑞穂店で購入)
  • 砕石
  • モルタル
  • ウリン材(長さ250cm×幅12cm×厚さ3cm)×2本
  • ゴムパット(3cm×3cm×暑さ1cm)×10個
  • ステンレスビス
  • モルタル用タッピングビス
  • I字金具5個、L字金具2個

使用した道具

今回のDIYで使った道具をまとめました。

レイズドベッドDIYで仕上がりを左右するのは、道具選びです。
特に以下の3つは必須レベルなので、事前に準備しておくことをおすすめします。

■水平器(30cm)
最初の1段の精度を出すために必須の道具です。
ここがズレると全体が歪むので、一番重要でした。

実際に使ってみて、30cm前後のサイズが一番扱いやすかったです。

■ゴムハンマー
レンガの高さ調整や微調整に使用しました。
強く叩いてもレンガを傷つけにくく、位置調整がしやすいのでDIYではほぼ必須の道具です。

実際に使ってみて、少し重さのあるタイプの方が安定して叩けて作業しやすかったです。
DIY初心者だと持っていないことが多いですが、これがあるだけで作業効率がかなり変わります。

■水糸
レンガをまっすぐ並べるためのライン出しに使用しました。
これを使うかどうかで、見た目の仕上がりが大きく変わります。

実際に使ってみて、蛍光カラー(ピンクやオレンジ)が視認性が高く使いやすかったです。
最初は不要に感じるかもしれませんが、仕上がりを綺麗にしたいなら用意しておくのがおすすめです。

  • レンガ用コテ
  • スコップ
  • 透明ホース(内径12mm)5m ※水盛り用
  • メジャー
  • プラ舟40L ※モルタル練るための箱

かかった費用概算

正確な金額ではありませんが、概算として以下の費用がかかっています。

・大型アンティークレンガ:約5万円
・木材・基礎資材など:約2万円

合計:約 7万円

レイズドベッドDIYの費用は約7万円でした。
ただし、レンガの種類やサイズによっては3〜5万円程度に抑えることも可能です。

安い投資ではありませんでしたが、庭の骨格となる場所をつくることを考えると、
納得できる選択だったと感じています。

時間とともに風景に馴染み、
くつろげる場所へと育っていくことを願っています。

週末DIYという積み重ね

施工は主に週末。
一度に完成させるのではなく、少しずつ。

20年かけて形づくられてきた庭を、これからは構成を意識しながら整えていきたい。

大型アンティークレンガでつくったこのレイズドベッドは、
庭を再構成するための基礎となる場所です。

ここに植栽が入り、時間とともに風景が変わっていく。
その変化も、これから記録していきます。

次の記事 >
次の記事では、レイズドベッドの土づくりについて紹介します。

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