レイズドベッドをDIYしたあと、次に大切になるのが土づくりです。
我が家では、オージープランツを地植えで育てるための花壇として、アンティークレンガを使った幅約4mのレイズドベッドをDIYしました。
この記事は、野菜栽培用ではなく、グレビレアやアカシアなどのオージープランツを育てるためのレイズドベッド土づくりの記録です。
水はけを重視した配合にしているため、一般的な野菜用の土づくりとは少し考え方が異なります。
オージープランツは、種類にもよりますが、過湿が苦手なものが多い印象があります。
そのため今回の花壇では、既存の庭土を活かしながら、軽石を多めに混ぜて排水性を重視した土づくりを行いました。
この記事では、実際に行ったレイズドベッドの土づくりについて、
・レイズドベッドのサイズ
・土壌改良の深さ
・実際の土の配合
・使用した土壌資材の量
・かかった費用
・排水性を高めるために作ったスリット
を写真付きで紹介します。
これからレイズドベッドを作る方や、オージープランツを地植えで育てたい方の参考になれば嬉しいです。
■この記事でわかること
・レイズドベッドに使った土の配合
・オージープランツ向けに排水性を重視した理由
・既存の庭土を再利用した割合
・実際に使用した軽石や土壌資材の量
・レイズドベッドの土づくりにかかった費用
・排水性を高めるために作ったスリット
■今回のレイズドベッド土づくりの結論
・既存の庭土を約4割再利用
・軽石を約4割混ぜて排水性を重視
・硬質鹿沼土、赤玉土、腐葉土を少量追加
・花壇部分を約40cm掘り下げて土壌改良
・軽石は14L袋を約50袋使用
・レイズドベッドとレンガ通路の間に約10cmの排水スリットを設置
・土づくりにかかった費用は約45,000円
■レイズドベッド植栽シリーズ
このレイズドベッドに関する記事は、以下の流れでまとめています。
① レイズドベッドDIY
② レイズドベッドの土づくり(この記事)
③ オージープランツ植栽
④植栽後の仕上げと景観づくり
⑤成長記録
⑥冬越し結果
レイズドベッドのサイズと土の量
今回DIYしたレイズドベッドはこちらです。

・幅 約4m
・奥行き 1.5m〜1m
・高さ 40cm
レンガ花壇としては、やや大きめのサイズです。
この大きさになると、想像以上にたくさんの土が必要になります。
すべて新しい専用土で入れ替えると費用がかなり高くなるため、今回は既存の庭土を活かしながら、排水性を高める方向で土壌改良しました。
奥行きは場所によって少し変化をつけているため、植物を一直線に並べるのではなく、前後にずらして植えられるようにしています。
地面より30cm高いレイズド構造にした理由
今回の花壇は、元の地面より約30cm高いレイズド構造になっています。
高さを出すことで、以下のようなメリットがあります。
・排水性が良くなりやすい
・土壌改良がしやすい
・植物の根が伸びるスペースを確保しやすい
・庭の中で花壇に立体感が出る
乾燥気味で水はけの良い環境を好む植物を植える場合、レイズドベッドは相性が良いと感じています。
特にオージープランツを地植えする場合は、雨が降ったあとに水が長く残らないようにしておきたいと思いました。
そのため、レイズドベッドの構造と土の配合の両方で、排水性を意識しています。
土壌改良は約40cm掘り下げて行った

花壇内部の土は、既存の庭土を活かしながら改良しました。
まずは花壇部分を約40cm掘り下げます。
ただ、この作業は思っていた以上に大変でした。
我が家の庭土はかなり硬くなっていたため、スコップで掘るのに苦労しました。
大きな花壇を作る場合は、いきなり掘り始めるよりも、前日に水を撒いておくと作業がしやすくなると思います。
土に水分が入ることで少し柔らかくなり、掘り上げる作業が楽になります。
前日に水を撒いておくと掘りやすい
実際に作業して感じたのは、乾いた硬い土を掘るのはかなり大変だということです。
特に広い範囲を掘り下げる場合、土が硬いままだと体力をかなり使います。
前日に軽く水を撒いておくと、土が少し柔らかくなり、スコップが入りやすくなりました。
これからレイズドベッドの土壌改良をする方は、作業前日の水撒きも試してみると良いと思います。
既存の庭土は4割ほど再利用
今回の土づくりでは、既存の庭土を約4割ほど再利用しました。
花壇サイズが大きいため、すべて新しい土を入れるとかなりの量が必要になります。
そのため、コストを抑える意味でも、使える庭土はそのまま活かすことにしました。
我が家の庭土は粘土質すぎる土ではなく、極端に水はけが悪い状態ではなかったため、排水材をしっかり混ぜれば問題ないと判断しました。
ただし、既存土を再利用する場合は、庭の土質によって判断が必要です。
水を含むとベタベタになり、乾くとガチガチに固まるような土の場合は、再利用する量を減らした方が安心かもしれません。
オージープランツ向けに排水性を重視した土の配合
今回のレイズドベッドの土は、排水性を重視して3層のイメージで作っています。

一番下は既存の庭土。
その上に軽石を多めに混ぜた排水層を作り、表層には硬質鹿沼土や赤玉土などを混ぜた改良土を配置しています。
オージープランツは、種類にもよりますが、過湿が苦手なものが多い印象があります。
そのため、水が長く溜まらない構造になるように意識しました。
今回の土の配合は、以下のイメージです。
| 材料 | 割合・量 | 目的 |
| 既存庭土 | 4割 | 庭土を活かしてコストを抑制 |
| 軽石 | 4割 | 排水性と通気性を高める |
| 硬質鹿沼土 | 1割 | 排水性を補助する |
| 赤玉土 | 0.8割 | 土の安定感と適度な保水性 |
| 腐葉土 | 0.2割 | 土を少し柔らかくする |
排水性をかなり重視した配合です。
特に軽石を多めに入れることで、土の中に空気と水の通り道を作ることを意識しました。
下層は既存庭土と軽石で水が抜ける層にした
下層部分には、既存の庭土と軽石を混ぜ込みました。
目的は、雨が降ったあとに水が下へ抜けやすい状態を作ることです。
レイズドベッドは高さがあるため、構造的にも水はけは良くなりやすいですが、土の中が詰まりすぎていると水が抜けにくくなる可能性があります。
そのため、下層から軽石を混ぜて、根のまわりに水が溜まり続けないようにしました。
表層は植え付けしやすい改良土にした
表層には、軽石、硬質鹿沼土、赤玉土、腐葉土を混ぜた改良土を入れました。
軽石だけでは乾きすぎる可能性もあるため、赤玉土や腐葉土も少量混ぜています。
排水性を重視しながらも、植物が根を伸ばしやすい状態になるように意識しました。
ただし、腐葉土は入れすぎないようにしています。
今回はオージープランツを植える予定だったため、保水性を上げすぎないように、あくまで少量にしました。
実際に使用した軽石の量
実際に使用した土はこちらです。

実際に使用した主な土壌資材はこちらです。
・軽石
・硬質鹿沼土
・赤玉土
・腐葉土
特に多く使ったのは軽石です。
軽石は14L袋を約50袋使用しました。
一度に運ぶのは大変だったため、ホームセンターで少しずつ購入しながら土壌改良を進めました。
かなりの量になりますが、幅約4mの大型レイズドベッドでは、このくらいの量が必要になりました。
また、硬質鹿沼土、赤玉土、腐葉土は、軽石量の半分程度を目安に使っています。
実際に作業してみると、レイズドベッドの土づくりは、思っている以上に資材の量が必要になると感じました。
土づくりにかかった費用
今回のレイズドベッドの土づくりにかかった費用は、約45,000円でした。
大型のレイズドベッドなので、それなりに費用はかかりました。
ただ、既存の庭土を再利用したことで、コストはかなり抑えられたと思います。
すべて新しい土にしていた場合は、さらに費用が高くなっていたはずです。
土壌資材は一袋あたりの価格だけを見るとそこまで高く感じませんが、大きな花壇になると必要量が一気に増えます。
レイズドベッドを作る場合は、レンガや木材などの本体費用だけでなく、土づくりの費用もあらかじめ見込んでおくと安心です。
■土づくり費用の目安
・今回の費用:約45,000円
※レイズドベッド本体のレンガ代は含めていません。
■費用がかかった理由
・レイズドベッドの幅が約4mと大きい
・軽石を約50袋使用した
・硬質鹿沼土、赤玉土、腐葉土も追加した
・排水性重視で土壌改良した
■コストを抑えられた理由
・既存の庭土を約4割再利用した
・必要な資材を少しずつ買い足した
レンガ通路との間にスリットを作った

花壇の手前はレンガの通路になっています。
花壇とレンガ敷きの間には、約10cmのスリットを設けました。
このスペースは、
・小さな植栽スペース
・水の逃げ道
として使えるようにしています。
完全に囲まれた花壇よりも、水が逃げやすい構造になっていると思います。
レイズドベッド本体の高さ、軽石を多めに入れた土の配合、そしてこの排水スリット。
この3つを組み合わせることで、できるだけ水はけの良い花壇になるようにしました。
植える予定のオージープランツ

当初検討していた植物はこちらです。
・アカシア ブルーブッシュ
・バンクシア コースト
・リューコスペルマム キューニフォーム
・カンガルーポー マスカレード
・ジョーイセルリア プリティピンク
・グレビレア ジェリーベイビー
・アガベ パリートランカータ
排水性を意識した土づくりを行ったことで、地植えでも育てやすい環境になるのではと考えています。
もちろん、実際に育ててみないと分からない部分もあります。
今後は、この花壇に植えた植物の成長も記録していきます。
土づくりで感じた注意点
今回レイズドベッドの土づくりをしてみて、いくつか注意した方が良いと感じたことがあります。
土の量は想像以上に必要になる
幅約4mのレイズドベッドになると、必要な土の量はかなり多くなります。
最初は「少し土を足せば良いかな」と思っていましたが、実際には軽石だけでも約50袋使用しました。
大きめのレイズドベッドを作る場合は、土壌資材の量と費用を多めに見積もっておくのがおすすめです。
排水性だけでなく適度な保水性も考える
オージープランツ向けに排水性を重視しましたが、乾きすぎても植物には負担になります。
そのため、軽石だけでなく、赤玉土や腐葉土も少量混ぜました。
水はけを良くしながらも、根が極端に乾きすぎないようにするバランスが大切だと感じています。
既存土を再利用する場合は土質を確認する
今回は既存の庭土を約4割再利用しました。
ただし、どんな庭土でも同じように再利用できるわけではないと思います。
水はけが極端に悪い土や、粘土質で固まりやすい土の場合は、軽石や赤玉土を多めに入れるなど、調整が必要です。
自分の庭の土がどんな状態なのかを見ながら、再利用する量を決めるのが良いと思います。
まとめ|レイズドベッドの土づくりは排水性と土の量が重要
今回は、オージープランツを地植えするために行った、レイズドベッドの土づくりを紹介しました。
今回の土づくりでは、
・既存の庭土を約4割再利用
・軽石を約4割混ぜて排水性を重視
・硬質鹿沼土、赤玉土、腐葉土を少量追加
・花壇部分を約40cm掘り下げて土壌改良
・軽石は14L袋を約50袋使用
・土づくりにかかった費用は約45,000円
・レイズドベッドと通路の間に排水スリットを設置
という内容で進めました。
レイズドベッドは構造的にも水はけが良くなりやすいため、オージープランツのような乾燥気味の環境を好む植物とは相性が良いと感じています。
ただし、大きなレイズドベッドになると、必要な土の量も費用も想像以上に大きくなります。
土づくりでは、排水性、通気性、土の量、費用のバランスを考えることが大切だと感じました。
この土づくりがうまくいっているかどうかは、今後の植物の成長を見ながら確認していきます。
今後も、実際に育ててみた結果をGarden Laboで記録していきたいと思います。
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